うちゅうブルーイング「INFINITY」は、Triple Dry Hopped Double IPAらしい強烈なホップアロマと濃厚な質感が特徴。濁りのある黄色の液色に、柑橘の香りと厚みのある旨み、甘み・酸味・苦味・アルコールの刺激が一気に押し寄せる。飲み込んだ後も長く余韻が続く、圧倒的インパクトの一本。
本記事では、香り・味わい・缶デザイン・ペアリングまで詳しくレビューします!
INFINITY|ビール情報
| ビール名 | INFINITY(インフィニティ) |
| ビアスタイル | TDH DIPA / IPA |
| 原産国 | 日本 |
| アルコール | 8.5% |
| 内容量 | 350mℓ |
| ブルワリー | うちゅうブルーイング |
| 原材料 | 麦芽、糖類、ホップ |
テイスト

- 香り:★★★★☆
- 甘み:★★☆☆☆
- 酸味:★☆☆☆☆
- 苦味:★★★☆☆
- 旨み:★★★★★
ペアリング
- 生ハム
- ベーコン
- スモークされたソーセージ
- スモークされたナッツ
- アンチョビのオープンサンド
- ゼッポリーニ
- ビスマルク
- ラムチョップ
- ラクレット
非常に濃厚なので、塩気の強いフードや濃厚なチーズと合わせたい。アンチョビ等の塩漬けも合うだろう。その他、香ばしく焼いたピザも、炭火の香りがこのビールによく合うだろう。
INFINITY|見た目・味わいレビュー
宇宙空間に浮かんだメビウスの輪のような物体。
金色に輝きながら整然と佇む様は、まるで一つ上の次元から僕たちを見つめているかのよう。
幻想的な雰囲気のラベルでお馴染み「うちゅうブルーイング」から発売されたこちらは『INFINITY(無限)』の名を冠するビール。
このラベルに描かれた風景はまさに「無限」を体現するかのように、神秘的でメッセージ性に富んでいる。
さて、こちらのビールだが「TDH DIPA = Triple Dry Hopped Double IPA」とのことで、『ダブルIPAに3回ドライホップを施したビール』らしい。
複雑な話を抜きにすれば、要するにめっちゃホップということだ。
グラスに注ぐと濁りを帯びた黄色。
うちゅうブルーイングのビールは総じてこのような色味であることが多いのだが、今回も例に漏れず、バナナジュース見たいな色をしている。
グラスに鼻を近づけると強烈なホップの香りが広がる。
グレープフルーツやレモンを思わせる柑橘系の香りだ。
口に含むと、非常に濃厚な質感が感じらる。
香りや味わいはもちろん、ビール自体の質感がややもったりとしていて、他のビールよりも重量感が感じられる。
最初は優しい甘みが感じられ、次第に口の中には酸味と苦味、そしてアルコールの刺激が広がっていく。
口の中が旨みと香りで浸食され、その刺激は飲み込んだ後もずっと続く。
「いや、残りすぎだろ」って思うくらいにはずっと残っている。
ああ、これがINFINITYってことなのか。
濃厚で激しく、いつまでも残り続ける旨みに、二口目が進まなかった。
無論、明らかに美味しいのは事実だ。
他の追随を許さないほど美味い。
しかしあまりにも濃厚すぎて、筆者は二口目を躊躇した。
きっと間髪入れずに飲んで仕舞えば、もはや僕の舌は、味蕾は、その刺激に耐えきれずにひっくり返ってしまう。
そんな想像すらした。
これこそが、うちゅうブルーイングである。
酔いどれ雑談
本来であれば、なぜこのビールがここまで濃厚なのか、製造方法がいかに特殊なのかを調べて書くべきなのだろう。
しかし、まさに今ビールを飲みながらこの記事を書いている筆者に、それは叶わない。
無限に続く旨みと香りの応酬に、もはや頭は回らない。
製造方法とか、このビールの特殊性とか、そんなことを論じている場合ではない。
もはや僕は一口だけで、無限の宇宙を見ている。
(このブルワリーのビールを飲む際は、皆さんも注意が必要だ。筆者は毎回宇宙が見えそうになっているのだが、そうならないように、体調を万全にして臨みたい。)
話は変わるが、最近ではジャンプの看板作品である「呪術廻戦」がものすごい人気だ。
クオリティが限界突破したアニメに、本編から60年以上後の世界を描いた続編など、完結後でもその人気は衰えない。
その作品の中に登場する現代最強の呪術師である五条悟は「無下限呪術」というものを操る。
原理はよく分からんが、身の回りにある「無限」を具現化する… 見たいな感じで、一切の攻撃が当たらないどころか、触れることすらできないチートっぷりだ。
そんな彼が使う必殺技である領域展開は「無量空処(むりょうくうしょ)」
領域内にいる相手に対して「知覚と伝達」を無限に強制する技だ。
要するに、無限の情報を脳にぶち込まれて、頭がおかしくなってしまう技ということだ。
喰らった相手は思考の一切が停止してしまい、その間に五条悟に頭をグリっと引きちぎられてしまう。
味方が使うにはあまりに殺意が高すぎる技だ。
なぜこんな話をしたのかというと、僕はこのビールを一口飲んだ時、プチ無量空処を喰らったような感覚になった。
いつまでも完結しない濃厚な味わいと刺激を舌に流し込まれ続け、一切の思考が停止した。
幸いにも部屋には一人だったから、頭を捻じ切られることは無かった。
だが、もし呪霊の蔓延る渋谷でこのビールを飲んでいたら、僕は次の瞬間にはやられていただろう。
一瞬の無量空処を喰らったように、しばらく動けなくなってしまい、その間にそこら辺の呪霊にパクッと喰われていたはずだ。
あいにく筆者はいかなる術式も持っていないので、対抗の仕様がない。
危なかった。
ここが渋谷じゃなくてよかった。
…油断をして、二口目を飲んでしまった。
僕は再び口の中に無限の旨みを流し込まれ、思考が停止してしまった。
ああ、僕はもう無理みたいだ。
虎杖くん、あとは頼みます。


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